新6年生チーム、新たな時代を築く為の一歩【高学年Bチーム】
6年生がサヨナラ大会に情熱を注ぐ中、5年生以下にも大きな公式戦が待ち受けていました。
『全日本学童予選大会』
その名が冠する通り、全国に繋がるその予選会が全国各地で執り行われます。文京区では毎年3月。
全国に繋がる予選会でありながら、各チームの戦力が整う前の大会という事もあり、早い段階でいかにチームを仕上げる事が出来るかが問われます。
我らサンデーボーイズは5年生が僅かに4名。
数値だけを見ると、心もとない人数であると言わざるを得ません。
初戦の相手は文京パワーズさん。
こちらも6年生が少ないといったチーム事情もあってか、昨年の早い時期から上級生に帯同し、試合を重ねていたようです。
実戦経験の豊富なチームと言うこともあり、同学年の戦いにおいては前評判が高く、今の時点で既に歴戦の兵の雰囲気を醸し出しております💧
しかし我らサンデー5年生も、受験で抜けた6年生の穴を埋めるべく、昨年夏から多くの試合を経験してきました💪
都大会の土を踏んだ選手もおり、雰囲気に飲まれず自分達の野球が出来さえすれば、良い結果がついてくるのではないか…。
そんな淡い期待を胸に、3月9日12時40分、主審のプレイのコールの元、全日本学童初戦の火蓋が切って落とされました🔊
⚾️…初回のサンデーの攻撃は、四球、三振、三振、三振と全く奮わず、あっという間に終了(ウムムムム😵💫)
対照的に裏のパワーズの攻撃は濃厚且つ積極的で、1番打者が早々にも目の覚めるようなセンターへの大飛球。
サンデーの誇る最終防衛ライン・名手シュウジが好捕球して1アウトとしたものの、ヒヤリとする場面でした。
こうした好プレイに奮起し、波に乗る事が出来れば良かったのですが、次の打者に四球を与えてしまうと、続く打者には内野のミスからヒットを許し、いとも簡単に先制点を献上してしまいます🥶
場数で言えば一個上の世代の23区大会でも投げ、1回を好投、三者凡退に斬って取った実績もある先発リョウマ、しかしこの日は精彩を欠いています。
スナップの効いた速球は鳴りを潜め、恐る恐るコースに置きに行くような自信の無い投球が目立ち、これでは討ち取れる打者も討ち取れません。
その後も連打を許し、初回早々3点を奪われてしまいます。





⚾️…2回のサンデーの攻撃。
先頭打者5番リョウタが内野安打を決め、ノーアウト1塁。
6番リョウマがセカンドゴロであわやゲッツーになりかけますが、間一髪1塁だけはセーフ。
続く打席には7番タイキ。
この代を牽引してきた選手の一人。小兵ながら好守好打のチャンスメーカー、一打入魂とばかりにバットを振り抜きます。
小気味の良い打撃音を残し、外野に勢いよく飛んでくボール。皆が息を飲んで見守る中、祈りむなしくセンターが捕球。惜しいぃ!! しゅ守備が固い😢
これが抜けていれば、この停滞した機運に風穴が空いたかもしれません。
2アウト1塁となり、打席には8番アシャ。
下位打線とは言えバネのある選手。ここぞという場面で打ってくれる、そんな期待の持てる選手です。何とか相手の守備を切り崩したい。
想いを乗せてすくい上げた打球でしたが、ライトが好反応。足をフルに使って捕球され3アウト。2つのフライはいづれもヒットになってもおかしくない当たりでした。
好打が一歩及ばず、パワーズ野手の練度の前に攻撃の芽が摘まれてしまいました。




⚾️…2回の裏、サンデーの守備。
浮足立った状況から一転、落ち着きを取り戻したピッチャー・リョウマ。
遅れを取り戻すかのようにギアを上げていきます。
打順は9番から。これをセカンドゴロに仕留め、まずは1アウト。
一巡して1番打者。先ほどは大きなセンターフライ。
シュウジの好捕球で討ち取りましたが、長打力のある怖い選手です。
粘られた末、センター前にはじき返され2塁打。
ドライブの掛かった打球では、さしものシュウジでもお手上げです。足も速く盗塁で1アウト3塁とされ、迎えた2番打者。
チーム一破壊力のある最も警戒しなければならない打者。リョウマ、慎重に慎重に投げ込んでいきます。
2B2Sからの5球目。大きな破裂音と共に舞い上がった打球はセンター方向に。この角度なら守護神シュウジのエリア内、華麗に捕球しますが、タッチアップには充分な距離。1点を追加され、この回を終えます。
得点を許したとはいえ、投・守共に充分に機能していて、見ごたえのある回でした。
さぁ、後は逆転だ!頑張れサンデーナイン👊






⚾️…3回の攻防、双方譲らず無得点。そろそろ得点の欲しい4回表。
得点は0対4。打順は3番ソラから。
打撃に閃きを見せるスラッガー。
1Bからの2球目。強振❗️本試合で最も大きな当たり。最奥のネットに突き刺さる特大の2塁打。見たか👊✨ウチにも長距離砲は存在するのだ👏
最初からセンスが抜けていたのではない、むしろ逆。努力と研鑽を続けた果ての打撃✨
続く4番ヒナタはチームバッティングの進塁打。チームが上手く連動しています。
1アウト3塁となり、5番打者リョウタ。打球を転がせば念願の初得点が見えてきます。
2B2Sからの5球目、胸の高さの際どいボール(振らなければ多分ストライク)意を決して振りぬくと3塁線に大きく弾みます。
高いバウンドボール。処理の難しさから内野安打になる可能性が高い打球。
3塁ランナーのソラ、上手く合わせる事が出来るか⁉️
しかし、つられて中途半端に出てしまい、躊躇しつつ本塁に向かってしまった為、敢え無く本塁タッチアウト😱
難しい局面でしたが、ここはサードが1塁に投げてから本塁を陥れる方が良かったかもしれません。
走塁は瞬間、瞬間の判断が重要。これだけの強打の選手、走塁さえ付いてくれば、相手を畏怖させるに充分な存在になるでしょう。その開花をチームの全員が待ち望んでいます。
⚾️…4回の裏から、ピッチャー、リョウマに代わって2番手のシマヒナ。
このところ急激に力を付けてきた投手。気持を前面に押し出す気迫のピッチング。
その気持を代弁するかのようにキャッチャー・ヒナタが魅せてくれました。
真裏に飛んだ短いキャッチャーフライを神速の反応でキャッチ。投手の力投を支えます。
このプレイに呼応するかの如く、好守備を連発させたのはサード・リョウタ。
次の打者の痛烈なゴロを華麗に処理。続く打者のゴロも流れる様なステップワークで処理。瞬く間に3アウト👏👏
守備の時間、わずか3分半。守備で相手を圧倒👍✨
この流れを次の攻撃に生かせるか❗️






⚾️…5回の表。
残り時間20分。時間的に最後の攻撃になるかもしれません。
点差は依然4点。
決して覆せない得点差ではなく、誰も勝利を諦めていません。
先頭打者は7番タイキ。内なる気迫をバットに乗せます。初球から果敢にバットを振りサードを強襲。サードがボールを弾いている間に悠々セーフ。
この回も先頭打者がチャンスメイクします。
続く8番打者アシャ、無念のキャッチャーフライ。
この回も尻すぼみに終わってしまうのか💦
一矢も報いず終わるわけには行かない💥
9番打者は、魂で好投するシマヒナ。打席でも気迫に満ちています。
強振した打球はピッチャーゴロになるも、全力で1塁を目指します。
『絶対にセーフになる❗️』そうした強い気持ちは運を引き寄せます。
これが内野安打となり、更に2塁盗塁を決め1アウト2・3塁🏃。気迫で掴み取った勝利への活路、全員一丸となって切り開けるか。
打順は巡って1番カズマ。巧打・好走の切り込み隊長。
状況に最適解を導き出す事の出来るパフォーマンスの高い選手です。
『ここで自分の出来る事は!?』言わずもがな『3塁ランナーを是が非でも生還させる事』
それを無言実行。セカンドを襲う地を這う強い打球。チームバッティングで有りながら、自分の生きる道も追求した貪欲なバッティング❗️❗️
鋭く細かいバウンドを繰り返しセカンドを襲う打球。抜けても良い当たり。しかしセカンドが腰を落として体全身で捕球。見事な守備。
安打にこそならなかったものの、値千金のタイムリーとなりました👏
ガツンと打って大味に得点。博打要素の強い打撃ではなく、こういった確実性の高い攻撃が、常にできる様になれば、チームとして盤石の強さになるというものです。
2アウトとなり、崖っぷちに追い詰められたサンデーナイン。ランナー3塁。点差は3点。
続く打者は2番シュウジ。小柄ながらパンチ力のある選手です。振り遅れない様、バットを短く持ってボールに食らいついて行きます。
渾身の思いで振り抜いた打球は、レフト方向に痛烈な当たりを飛ばしますが、角度が付きすぎたか、レフトが打球に追い付き捕球。3アウト。
4回・5回と非常に良い攻撃が続きましたが、得点は1点のみ。
その後、5回の裏に2得点されたところで、時間切れとなり試合終了🔊
結果は1対6の完敗😢
パワーズの錬度とチーム力の前になす術なく、初戦にて崩れ去りました。






改めて振り返ってみると、なぜ負けたかがハッキリと判ってきます。
全てはチームの歯車がかみ合ってないところに帰着するのではないか。
随所には光るものがあり、酷評されるほど私には酷い試合だったとは思えません。
ただ目的意識がバラバラで共通の目標に向かって一つになれておらず、各々の力点が合致してない。
とどのつまり個の力で戦っていて、チームとして機能していない事が敗因だったのではないか。
スキルアップはこれからも当然必要ですが、それよりも先に、共通認識を持って1プレイ、1プレイに選手が連動する事が必要不可欠です。
それが出来なければ、結局は烏合の衆に過ぎません。
反面、個の力量は決して他者に劣っておらず、合力して目標に向かえれば、想像以上の爆発力をもつチームに化ける可能性を秘めています。
今はまだ雛鳥で、自分たちが大空を翔ける姿を想像できないかも知れない。
でも先輩達も1年前はこうだった。決して最初から強兵ではなかったんだよ。
それが文京区でも強豪と言えるチームの一角になったのは、仲間と気持ちを一つにして突き進んできたからだ。
先輩たちの域に達するには、かなり厳しい道のりになるよ。だけど君たちならきっと出来る!
先ずは、今をダメだと自覚しよう。全てはそこからだ。
だけど、明日もダメだと、自分たちを貶めないでほしい。
選手全員で手を取り合って、仲間を信じて同じ方向を向いて進めば、この雛鳥は必ず鳳凰になる!
大空を羽ばたける🪽✨
そう信じています✨

⚾️試合結果:3月9日(日)令和7年全日本学童文京区予選2回戦【高学年Bチーム(5年以下)】六義公園運動場A面🌞
🆚文京パワーズ(文京区)
●1-6
白山 00001|1
文京 31002|6