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初夏の陽気となった週末。目の覚めるような晴天🌞、五月晴れの中、第25回三区親善トーナメント大会の決勝が執り行われました。
前年度、優勝杯を手にした偉大な先輩たちに一歩でも近づけるよう、あの輝く黄金の杯🏆を今一度この手に柄みたい。
トーナメント反対側の山を勝ち上がってきたのは台東区の雄、浅草BaseballClubさん。選手にも緊張が走ります。

⚾…白山サンデーボーイズは後攻。1回の表、選手紹介のアナウンス🎤と共に、一人づつ守備につくサンデーナイン。
決勝ならではの光景✨
投手リク、捕手トモヒト、1塁手テッペイ、2塁手ハヤタ、3塁手タイキ、遊撃手ソウタ、左翼手シュウケン、中堅手シュウジ、右翼手リョウマ。
ベンチで待機するメンバー、ワタル、ラクトウ、コウシ、ソラ、ハルトの名前が高らかに読み上げられ、午後12時26分、主審のプレイの声が会場に響きます✋
投手リク、緊張の第一球🥎
伸びのあるストレートが構えたところに轟音と共に決まり1ストライク。たった1球にしてただのチームじゃないと相手に思わせるそんな力のある1球❗
先頭打者を2球にしてショートゴロ。そこに居るはサンデーの守りの要、ソウタ。難なく捕球、華麗にステップ。。。そして大暴投🥲
1塁手テッペイ、必死に飛びつくもグラブの遥か上をボールがすり抜けます。ライト・リョウマ、セカンド・ハヤタが好カバー、走者の進塁を阻みますが、最初の最初でこのプレイ💦
試合慣れしている選手ですら手元が狂う、それが決勝という場。ソウタ、自らのエラーをリカバリー出来るか❔ しかしその場面は直ぐにやってきます。
2番打者の打球がピッチャー前に転がり、リクが捕球。すぐさま2塁送球。ソウタが塁上で捕球し、1塁に送球。今度はテッペイの構えたグラブにぴしゃりと収まりダブルプレー。この間ジャスト4.0秒⌚
練習に練習を重ねた努力が報われます。
続く3番打者をセカンドゴロに打ち取り3アウト。
初回から真剣の上を渡るような緊張感。この攻防、実に試合開始わずか2分。ハイスピードな展開に頭の処理が追い付きません😅

⚾…1回の裏。力を見せつけられるかサンデーボーイズ❗
1番打者はハヤタが打席に立つ。表情がいつもよりやや硬いか。
浅草BC先発投手、伸びのあるストレートで小気味よく押してくる。
あれよと言う間にハヤタセカンドフライ。トモヒトファーストゴロと、切り込み隊長とキャプテンを瞬く間にシャットアウト😵
こういったところが強豪の強豪たるゆえん。
しかし我々もここまで勝ち上がってきた自負がある。3番打者シュウケン道を切り開けるか👊 2ボール1ストライクからの4球目、少し差し込まれた形となった打球。ファースト後方、延ばしたグラブを弾きフェアゾーンに落ちるラッキーな一打。
形はどうあれ、やってくれましたサンデーの魂・シュウケン。野球は2アウトから。つづけリク✊
狙いすました4球目。惚れ惚れする様なスイングから放たれた打球は、青空に弧を描きレフトの横に突き刺さり、渾身の2塁打となります。2アウトも2・3塁。初回から好機をつかみます✨
浅草BCベンチがここで動きます。早々にタイムアウト。傾きかけた流れをリセットさせてきます。
しかしこの流れは止められず、5番テッペイが四球を選んだボールがワイルドピッチとなるやいなや3塁走者シュウケンが本塁を陥れます🏃💨
貴重な貴重な先制点。迷いのない走塁でチームに追い風を呼び込みます。
続く打者はソウタ。先程、守備で大チョンボ💦 バッティングで貢献して帳消しにしたい。
そう強く願っているのはソウタ自身、その思いそのままに粘りに粘った7球目。振りぬいた打球は左中間を真っ二つ☄️
3塁走者リク、2塁走者テッペイを本塁へ還し、打った本人は1塁へ。2点タイムリーヒット🥎 小さな巨人がやってくれました✨✨

その後、すかさず俊足ソウタ盗塁。完璧にモーションを盗んだにもかかわらず、強肩捕手が稲妻送球⚡タッチアウト。流れを易々と渡してくれそうにもありません。

⚾…2回表。サンデーの守備。点差は3点。リードも決して安心できる点差ではありません。
迎える打者は4番。先程、強肩を見せつけてくれた背番号10キャプテン。強打者の雰囲気が立ち振る舞いに出ています。
リク・トモヒトバッテリー、丁寧にコーナーを付きますが、投じた4球目。打った打球は大きな打撃音を残して三遊間を断ち切ります。その後、盗塁を決められノーアウト2塁とされますが、ここでリクのナイスプレー。虚を突く牽制にて2塁タッチアウト。
後続の打者をそれぞれショートゴロ、セカンドゴロに打ち取り、反撃の機会を与えません。

⚾…3対0。2回裏サンデーの攻撃。
打順は7番タイキから。3球目すくい上げるような形でボールの下を叩いてしまい惜しくもピッチャーフライとなります。
ただ相当高くボールが上がったので、後はシンプルにボールにアジャストするだけ。タイキ本来の打撃に戻るのもあと一歩と言うところ😸
続く8番リョウマ、9番シュウジ、二人とも粘りに粘って四球を勝ち取ります。ただの四球じゃない。逃げ腰ではなく攻める気概が呼んだ四球です❗
1番ハヤタ、ショートフライに倒れ2アウトとなり、2番トモヒト。3ボール1ストライクからの5球目。”バットにボールを乗せる”という形容がピッタリの見事な打撃が炸裂。外野と六義園を隔てる大ネットの最上段に突き刺さる、風さえなければ🌪️場外ホームランという特大の2塁打でリョウマが還り4点目🥎
サンデーの怒濤の攻撃に浅草BCベンチ2度目のタイムアウト。
投手交代、バッテリーがそのまま入れ替わり、強肩の背番号10番がマウンドに上がります。本格派の速球投手。捕球音からも剛腕っぷりが伺えます。
しかし立ち上がりの制球難。責めたのは3塁走者のシュウジ。2球目、高く抜けたボールを捕手が後逸する隙を見逃さず閃光一閃。果敢に本塁に滑り込み値千金の5点目🥎 技ありの走塁にベンチも大盛り上がり🎉✨
責めの四球がここに来て大きな結果となって返ってきました🥰
3番シュウケンも四球を選び、盗塁を決めて2アウト2・3塁とすると、ここで打席は1打席目に痛快なヒットを打ったリク。
否が応にも期待が高まります。
しかしここでリクに不運が襲い掛かります。2ボール2ストライクからの4球目…ど真ん中。ベンチ全員が完璧に捉えたと思ったボールはバットをすり抜け捕手のミットの中に…😨
”変化球⚾!?”主審にそれをアピールするも聞き入れられず。。。リク、やり場のない無念の三振😢
もちろん意図的にではなく、握りのクセ、リリースの機微によるものであろうが、何とも後味の悪い結果となってしまいました。
しかしこの回も2得点し。点差は5点となり、サンデー優位のまま3回の攻防に移ります。

⚾…3回表。サンデーの守備。
折角つけた点差、しっかりと守り抜きたい場面。
打順は7番から。先程のプレイが後を引いたのか、珍しくリクが相手打者に死球を与えてしまいます。
続く8番打者をキャッチャーフライに仕留め1アウト1塁。打席は9番。これもサードゴロに打ち取りますが、サードのタイキの2塁送球がわずかに逸れオールセーフ。
結果こそ伴わなかったものの、高いバウンドのゴロをショートバウンドで処理した捕球力、その後の送球までの一連の動作は本当に素晴らしく、目を見張るものがあったと思います😺
1アウト1・2塁となり、打順還って1番。強豪の意地がここで爆発。痛烈なセンターオーバー。俊足シュウジが打球を追いますが、3塁打とされてしまいます😵‍💫
走者2人還って点差が3点に縮まります。
1アウト3塁。依然ピンチは続きますが、ここでキャプテン・トモヒトが声を上げます。
『このランナー還しても大丈夫・大丈夫🙆』一番辛いであろう投手リクに向けたのか、後ろを守る野手に向けたのか、その両方か。
チームが上を向いた結果、2番打者をレフトフライに打ち取ります。3塁走者がタッチアップで還り2点差となりますが、再度トモヒトが明るく声を張ります。『ランナー居なくなったよ❗』これに野手もベンチも呼応します。
チームの気持ちが一つになると、流れも生まれます。
続く3番打者をピッチャーゴロに仕留め。3アウト。津波のような攻撃をチーム全員で食い止めます💪

⚾…3回裏。サンデーの攻撃。取られた点数は全て取り返す。チーム一丸となった意気は天を貫き、選手の背中を押します。
打順は5番、テッペイから。先日のライナーズ戦では4打数4安打。三区大会全体でみても、脅威の出塁率9割👏
静かなる巨人、今日もやってくれそうな予感・・・そしてすぐにその結果は出ました。初球デットボール😵
痛さの余り二度三度、エトワールの様にくるくる回転するも、力強く1塁に駆けていく。
続く6番ソウタ。先程は左中間を割るタイムリーヒット。小兵と侮れないとばかり投球にも力が入りますが、力み過ぎたかストレートの四球。
続くタイキへの1投目もワイルドピッチとなり、走者一斉に進塁。ノーアウト2・3塁。
ここでタイキが決めてくれました✨ 完璧なスクイズ✨ テッペイが還り1点を取り戻します👍
続くリョウマ。フルカウントからの6球目、インコースのボールを腕をたたんで振りぬき、センター前に運ぶ技あり打。ボールの内側を叩く見事な打撃、強烈なドライブが掛かった打球でした🥎 その1打でソウタが帰還。更に1点を取り返します👍
9番シュウジも凄かった。きわどいボールは全てカット。粘りに粘って四球を選択。攻める気持ちが掴んだ四球。相手バッテリーをジリジリと追い込むそれは、時としてヒット以上の意味を持ちます🙆
1アウト1・3となり打順は再び1番に還り3巡目。
ハヤタ惜しくも三振。次打者トモヒト、大きな当たりをセンターに打ちますが、堅守にはばまれ3アウト。
しかしこの回、下位打線が気を吐き2点を取り返す大車輪の活躍。
「戦術」と「力押し」と「粘り」。サンデーの攻撃の圧が相手チームを追い込んでいきます。
”もはやサンデーに下位打線は存在しない❗”そう言わんばかりの攻撃となりました✨✨

⚾…4回表。勢いに乗るサンデーボーイズ。強豪相手に五分以上の熱戦を繰り広げています😀
この回を守りきれば”勝ち”が濃厚になってきます。
逸る気持ちで足が宙に浮きそうになるのを抑え込み、守備につきます。
先頭打者は好打者4番。初球打ち。打球の早いショートゴロ。グラブの中で暴れるボールを握り替え、必死に1塁にスロー。しかしわずかに送球が逸れセーフ。嫌な走者を塁上に置く事になります。
しかしサンデーナイン。微塵もたじろぎません👊
ベンチの声もグランドに立つ選手を盛り立てます。声援を背に受け投じた7球目。力強いボールがアウトコースに刺さります。見逃しの三振。打席に立つ選手もなぜ見逃してしまったのか判らないといった表情。
それほどまでに気迫のこもった1球🥎
その後、6番打者にヒットを許すも7番打者を三振。8番打者がきわどい判定で四球となり、2アウト満塁。
1打同点の場面。
しかしサンデー選手は気を吐き続けます。
9番打者のサードゴロをタイキが果敢に処理して3アウト。タイキが遠慮がちにガッツポーズ。ショート・ソウタがタイキの肩を叩き称えます。
何故でしょうか。この回、この試合最大のピンチでしたが、負ける未来は全く見えませんでした💪
グラウンドに立つ選手、ベンチで鼓舞する選手。出来る限りを尽くす、自分達の進みたい未来に向けて一心不乱に邁進する。
その思いが、負ける未来を想像させなかったのかもしれません✨

⚾…4回裏。サンデーの攻撃。現在7対3。4点リード。
『まだまだ点数足りないよ!』ソウタの声がベンチに響く🔊
メンバー全員が呼応。最後まで気を抜かない。打順は3番シュウケンから。テッペイと同じく出塁率の高い選手。今日はここまで大きい当たりに恵まれていません。
相当フラストレーションが溜まっているはず。そんな思いを込めた4球目。一度出かかったバットに一呼吸。打球を呼び込み見事なセンター前ヒット💥。今日も魅せてくれました✨
ここで打順はリクへ。フラストレーションが溜まっているのはこちらも同じ。
いや、色々あってむしろこちらの方が想いは深いかもしれません。ワイルドピッチでシュウケンが2塁へ進んだ次の球。アウトローぎりぎりを攻められるも、これを逆らわずに流し打ち。鋭い打球が一瞬でライトの脇を抜け、六義園の壁に跳ね返ります。
1点追加🥎 8対3。投手の心をへし折る2連打☄️☄️
ここで、再びバッテリーが入れ替わります。
打席は5番テッペイ、ストレートの四球。6番ソウタ、四球。ノーアウト満塁。
ここで7番代打ワタル。選球眼よくここも四球を選び、押し出しで9点目🥎
再度、バッテリー交代。二人とも満身創痍。本当によく支え合っている。敵ながらここまで投げ抜く精神力は賞賛に値します。
8番、リョウマに代わり打席にはコウシ。パンチ力のある打者。ここを決められるか。
気力の残りを振り絞った投手のプライド。カウント2ストライクからの渾身のストレート。コウシのバットが空を切り・・・ここで90分の熱闘は時間切れにて試合終了🔊🔊🔊

両者とも本当に最後まで良く戦い抜いた✨
点数ほどの差は無く、むしろ熟練度では相手が一回り上だった気さえします。
勝敗は時の運。運の神様が気まぐれに、今回こちらに傾いただけかもしれません。
ただその運を呼び込んだのは、厳しい練習を重ね、乗り越え、チーム全員で高めあったから。

【努力したものが全て報われるとは限らない。しかし報われたものは必ず努力を重ねている】

今だけ、この瞬間だけ。
自分達の努力を称えよう✨👏✨

そしてまた明日から、がむしゃらに練習しよう。
その努力は、君たちの人生を強くしなやかに彩る原動力になるはずだ❗
弛まず行こう、臆さず進もう❗❗
更なる高みへ・・・いざ行こう我らが✨サンデーボーイズ✨✨✨

⚾試合結果:5月26日(日)第25回三区親善大会決勝【優勝】【高学年Aチーム(6年以下)】六義公園運動場🌞

浅草BaseballClub(台東区)
〇9x-3(4回裏1アウト。90分時間切れにて試合終了)
台東 0300|3
文京 3222|9

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