小雨というにはやや手厳しい雨が選手の体をうち、足元もぬかるむ中、秋季大会の準決勝が始まりました。
準決勝の相手は駒込チャイルドさん。
速球かつ制球力があり、球の緩急を自在にあやつる好投手に、選手の精神的支柱である強肩強打の捕手を要し、チームの団結力が非常に高く、攻守のバランスが整った素晴らしいチームです✨
この手ごわい相手に、午後の事などは一切考えていられません。この一戦に全身全霊で立ち向かうのみ。

⚾️…１回の表。先攻はサンデーボーイズ。
先頭打者はトモヒトが三振に倒れるも、２番ソウタが三遊間を割るヒット⚡
これが３塁打となり、次打者リクの犠牲フライで先制します🎉
しかしこの回はここまで。
相手の先発投手の力投、野手の好守。要所でのキャッチャーの鼓舞。駒込のチーム力の前に打線が思うように繋がりません。

⚾️…１回の裏。サンデーの守備。
この日の先発はリク。キャッチャー・シュウケン。
迎える１番打者、好投の投手。打撃にも定評のある怖い打者。
２球目センター前に落ちるヒット性の当たり💥　これをショート・ソウタが追いつきファインプレイ。次打者もショートフライで封殺し、守備職人が相手の逆襲の基点を作らせません👏
３番打者こそ四球で歩かせますが、４番打者をファーストゴロに切って取りこの回を０点で抑えます。
”こちらもチーム力では負けていない”と言わんばかりに、両者の意地が火花を散らします🎇

⚾️…２回の攻防も両投手が冴えわたり双方３者凡退、無失点。３回の表、サンデーの攻撃。３塁までランナーを進めますが、もう一つ押し切れずこの回も無得点。
膠着した状況が動いたのは３回の裏。駒込の攻撃。
９番打者に右中間を割られヒットを許すと、打順は廻って１番へ。
１ボール１ストライクからのアウトロー枠いっぱい。これを強振され、ボールはサード頭上を強襲⚡　鋭い打球はレフトの脇を貫き、ランニングホームランとされてしまいます😭
投じた球は決して甘くはなかった…これは打った選手を素直に褒めるしかありません。

⚾️…４回表、サンデーの攻撃。２点を奪われ１-２。追われる立場から一転、追う立場へ。
先発投手が投球数制限で２番手投手に交代し、ここで一気に逆転としたいところ。
色々と戦術を駆使して塁を埋めますが、ただ１点が奪えずこの回を終えます💧

⚾️…サンデーに好機が廻ってきたのは５回表。
先頭打者トモヒトがこれまでの鬱憤を晴らすかのようなセンターオーバーの２塁打を放つと、次打者ソウタがすかさずセーフティを決めます🏃
ノーアウト１・３となり３番打者リク。
ここぞの場面でやってくれます❗️期待に応えて右中間を越える２塁打を放つと、トモヒト、ソウタが還って逆転に成功。続くシュウケンもショート脇に痛烈なヒットで出塁。
サンデーの波状攻撃に相手ベンチが動きます。これまでチームを鼓舞し続けたキャッチャー、主将自らマウンドへ上がります。
ぬかるむ足元、緊張の場面。１つの押し出しを許すも気を吐いて投げ抜き、３者残塁。
４対２と逆転しましたが、相手の粘り強さに押しきれず全く気の抜けない状況です。

⚾️…攻防入れ替わって５回裏。時間的に最終回か。
ここを押さえれば勝利。マウンドを預かるリクも最後の力を振り絞ります。
先頭打者をピッチャーゴロ。その後の打者２人を三振に切って取り試合終了🔊
…
……とは残念ながらなりませんでした。
この回を早く終了させてしまった為に、試合時間が僅か３分残り、試合は真の最終回６回へと移ります。

⚾️…泣いても笑ってもラストの攻防
裏の守備の為にも、もう少し点差を広げたいところ。
打順は１番トモヒトからという絶好の好打順。しかしトモヒト、ソウタ、リクが敢えなく凡退。
あっさりと最終攻撃が終ってしまいます💧

そして相手の最後の攻撃。凌ぎ切りたい。
最終回のマウンドには、投球数を投げ切ったリクに代わってトモヒトが上がっています🥎
相手の打順も１番から。先程リクから２ランホームランを放った強打者。
しかしトモヒト、決して前のめりになる事無く、静かに闘志を燃やし丁寧にコースをついていきます。
２球目アウトロー。強振した当たりは高々と曇天を貫き、皆が一瞬息を飲みますが、飛んだ場所が悪かった。
扇の最終ライン。神速センター・シュウジが落下地点に加速し打球をキャッチ👍
スーパープレイで怖い先頭打者を仕留めます。
守備の援護を受けトモヒト、２番打者も丁寧に投げ込んでいきます。
２ストライクと追い込んでの３球目、高い高いバウンドのショートゴロ⚡
３バウンド目は処理が間に合わないと見るやショート・ソウタが全力ダッシュ。２バウンド目の上がり際をハーフで処理、握り返えの猶予はないと判断し、そのまま１塁にスロー。これが大きく逸れるもファースト・テッペイが魂の捕球👏
心に心で返す好プレイが出ると、最後はセカンド・タイキが魅せてくれました。
４番打者の痛烈な打球を冷静に見極め、華麗に処理。１塁に投げて３アウト。
これが本当のゲームセット🔊🔊🔊
長い長い熾烈な試合に幕が下りました。

全身全霊を尽くした試合。
点差は僅かに２点。
決着したとはいえ、それは本当に運不運の紙一重の差。
逆の結果になっていてもおかしくない試合、双方が死力を尽くした激戦となりました🔥
敵味方に別れて戦いながら、お互いをリスペクトし、魂が触れ合うような一戦。
各々の選手たちが成長できる素晴らしい熱戦を共に作りあげて下さった駒込チャイルドさんには、感謝の気持で一杯です。

〇試合結果：９月１６日（月）第４９回文京区少年軟式野球秋季大会準決勝【高学年（６年生以下）】六義公園運動場Ａ面🌦️

🆚駒込チャイルド（文京区）
〇４-２

つかの間の休息の後、いよいよ最強最恐のチーム。レッドサンズＡさんとの戦いとなります。
…結末や如何に。