明日笑うために今日できる事を皆でやる【高学年Aチーム】
4月に入り、スポーツ少年団文京区予選、春季大会といづれも1回戦敗退の新生高学年Aチーム。
上部大会でも前6年生と共に目覚ましい活躍をしてきた現6年生の実力が不足しているとは思えず、当の本人達も相当に困惑しているのではないでしょうか。
両試合ともちょっとしたエラーをリカバリーできず、焦ってはまたエラーを繰り返すという負の連鎖。
歯車が合わず、自分達の野球が出来ない。
結果の出せない日々。
今までやってきた練習は何だったのか選手の自信も揺らぎます。
どうにかきっかけを掴み、状況を上向きにしたいもの。
それには技術的な解決方法の前に、先ずはマインドセット(心の持ち方の整理)が必要不可欠であると考えます。






試合の中ではエラーも凡打も必ず起こります。
全部が上手くいくなんて事はまずありえません。だからこそ割り切ってミスを引きずらない。
むしろ”このピンチを凌いだら必ず追い風が吹く”と、前向きに考える事が出来たならピンチはチャンスにもなり得ます。
そう思い込みさえすれば、焦りも心機一転、勇気に変える事が出来るはずです。
そして(…ここからは私の願いでもあるのですが)、それを率先してチームの先頭に立って旗をふる役は、最高学年たる6年生が担ってほしいのです。
キャプテンだけに責任を押し付けず、6年生全員が率先して旗を振ってほしい。
その先輩の雄々しい姿を見ることで、下級生も勇気づけられ前を向いて進めます。
監督もコーチも選手の代わりにグラウンドに立つ事は出来ません。指示は出せますが、実際に試合を行うのは選手自身です。
グラウンドに立っている選手一人一人が今自分が出来る事を一生懸命に考え、最高のプレイが出来るように尽力する。
「全員」が「全員」で「全員」の背中を押す、支える。
それが出来れば一人の力とは比べ物にならない程の推進力を得られるはず。この推進力こそがチームの強さとなります。






例えば投手が投げてる時に孤独にさせない。一つでも二つでもいい、何か声をかけて勇気づける。
もしエラーした選手がいたら下を向かないよう鼓舞する。
緊張のの打席に立つ仲間にどんな声を掛けて上げるのが正解か。
三振してベンチに戻る選手に何と声をかけるべきか。
的確なアドバイスなのか、心が沸き立つ言葉なのか、どれでも良いと思う。
重要なのはお互いを思いやる気持ち。
一人じゃない、俺たちはチームなんだと再確認するステップが重要なんだ。






敗戦続きで今がまさに一番苦しい時。
…だけど挫けずに乗り越えて行こう。
苦しい道のりを越えた先にしか見えない景色がある。
平坦で順風満帆な道を歩いた先より、今の苦難を乗り越えた先の景色の方が何倍も尊い。
”このピンチを凌いだら必ず追い風が吹く、ピンチはチャンス!!”
必ず出来ると信じて億さず進もう。
一人じゃない、隣に仲間がいる。
きっと出来る。